九州発 気持ちは晴れ!

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路線バス運転士の乗務記録 ②コミュニティバス編

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生活の足となるコミュニティバス

今週は会社が委託を請けている、市のコミュニティバスに2日乗務しました。

この手のバス、最近よく見かけると思います。全長6~7mと小型で、一般の路線バスが走らない地域で、主に日中の通院や買い物、役場への足となっています。

バス停もコマ目に設定されていて、近くの方はかなり便利かと思います。

 

結構、神経使います

車体が小さいので一見運転し易いのではと感じると思います。確かに、片側1車線の市道県道などは余裕のサイズ感です。しかしコミュニティバスの性格上、住宅地や離合不可能な狭路まで入っていきますので、先を読んだ運転が必要となります。よって路線図も複雑になり、最初に路線経路を覚える際も自家用車を走らせて目印などを再確認するなど、少し努力します。

また、乗客層はお年寄りが多くなります。バリバリ元気な方もいらっしゃいますが、やはり足腰が痛くて動作が遅く、低床式のバスに乗り込むのもやっとという方がいます。そんな時は「慌てんでいいですからね」と声をかけ着席するまでとにかく待ちます。着席前にバスを動かすと体を支えきれず間違いなく転倒し、腰や頭を打って大ケガしますから「着席確認」大事です。

 

乗客との距離が近いコミュニティバス

コミュニティバスに数か月乗務していると、常連さんとも慣れてきて、生活の知恵的な話題や「あの木はなんていいましたかね?」など身近なやり取りをします。人生の先輩方ばかりですから、貴重な経験談です。本当はいけないのですが、安全運行に支障がない程度にお話します。

昨年大晦日は「今年一年お世話になりました」と丁重な挨拶で降りていかれたお客さんにジーンときたり。

また2月中旬に会えなかったからと先週チョコレートを頂い たり。

今日は男性客の方とゴルフの約束を。

等々、心が通ったお付き合いができるのは、嬉しいの一言です。

 

安全運行は当たり前のことですが、

もう一歩踏み込んで、おもてなし的な接客で気持ちよく下車していただきたいです。

「何らかの形で地域社会に貢献する」

それが仕事のやり甲斐やモチベーションの維持に繋がると思います。

ではまた。