九州発 気持ちは晴れ!

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ハゼ釣りへ 多々良川河口にて

一昨日、乗務終了してバスを降り

金庫を持って事務所へ向かって歩いていると、

先に仕事を終えた同僚と会った。

 

彼は営業所で一番親しいといっていい人物で、

先に今の営業所に転勤する時に、

「待ってるから。」と言ってくれた。

 

そして何とその4か月後、

私も同じ営業所へ転勤辞令が出た。

嬉しくて、真っ先に彼に報告した。

 

私より2歳年下で近いし、

新人時代に同じ教官に指導されたこと、

なんか気が合うのである。

 

配属先では、さらに嬉しいことに

彼と同じ班になった。

ということは、

公休日も一緒になった。

 

彼曰く

「バスで離合する時、心強い」と。

 

心強いのはこちらの台詞だ。

 

とにかくもう、彼とは阿吽の呼吸で

仕事ができると言っていい。

 

私は彼を前にして

あることを思い出した。

釣りに出かけること。

 

今夏、交わした男の約束であったが、

何を釣りたいのかと問うと、

ハゼ だと言う。

 

一瞬吹き出しそうになった。

アジ、キス、カレイ、アイナメアラカブ、スズキ、アオリイカ

あたりかと思っていた。

 

笑いをこらえてよく話を聞いてみると、

「ハゼの天ぷらが美味いから」とのこと。

 

なかなか通である。

あれは確かにうまい。

どうかしたらキスよりも。

 

これは本気だな。

 

早11月も半ば。

季節風吹き出し

本格的な寒さを迎える前に

約束を果たさないかん。

 

「近々行こう」

「明後日空いてます」

 

天気予報と潮汐をみてみると、

晴れ、午前11時過ぎ満潮の中潮

朝ゆっくり起きていいのでベストである。

 

お互い休日。

その場で決まった。

 

しかし彼は釣りは中学以来で35年ぶり。

道具がないので,

前日、釣具店で購入することに。

いろいろアドバイスした。

ついでにエサも準備し、

翌日ゆっくり出発する段取りである。

 

そして

釣り場へ向かう約1時間。

車内でいろいろな話ができた。

 

私はこの時をねらって、

「あの時は待ってるって言ってくれて本当に嬉しかった」と気持ちを伝えた。

いつか言わねばと思っていたから。

 

現場に到着し、

近くの釣り人に聞いてみる。

ハゼが釣れているとのこと。

 

 

いよいよ釣り開始。

絶対に釣ってもらわねば。

軽いプレッシャーがかかる。

 

ハゼをねらうために選んだのがこの多々良川河口。

海水と淡水が混じるハゼが好む汽水域であるから。

 

仕掛けのセットをアドバイスして、

第一投。

昨夜準備しておいてよかった。

 

 

 

まずは私にキスがきた。

ここでキスが釣れるとは。また、この時期に。

いろいろ勉強になる。

 

そして彼にもヒット。

狙い通りのハゼがきた。

 

私の様に喜怒哀楽をはっきり表に出さない彼が

無邪気に喜んでいる。

15センチ。

いい型だ。

一安心。

 

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今日は天候にも恵まれて

広大な風景がはっきり見えて気持ちがよい。

 

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その後も順調に釣れ続けた。

 

私は置き竿にし、

彼が釣っているところを

見ている方が面白くなってきた。

 

お互い20匹にほどになったところで、

撤収。

 

調理もしなければならないから、早めに帰宅する。

 

狙い通りのハゼが釣れたことに

彼は満足していた。

 

帰路の車内で

来春、暖かくなったらまた行くことで合意した。

 

同僚へ

「今日は有難う。これからも公私共々よろしく頼む」

 

海辺の風にあたるといつも元気になる。

同行者が彼であるとなおさらである。

 

天ぷらメチャ美味しかったとLINEが入った。