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今上天皇 退位に際して

平成31年4月29日、

明日30日をもって

今上天皇が退位され、30年余りつづいた平成が終わる。

 

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 (今朝撮影した、ヒトツバタコ。花言葉は「清廉」)

 

今日は朝からテレビで皇室の特集が放映されている。

感動して涙しながら視聴していた。

 

私が特に印象に残ったのは2つである。

 

まず、何と言っても

美智子妃殿下との結婚までの道のりである。

 

軽井沢のテニス大会で妃殿下と偶然対戦し出会われたこと。

 

その後好意を持たれた明仁殿下がお妃候補にしたいと宮内庁へ直訴され

正式に決定となる。

 

しかしすんなりはいかず、

初の民間からのお妃であり、皇室入りを正田家がかなり心配して何度か断りを入れるも

明仁殿下の誠実なお言葉によってご婚約、ご結婚にいたる。

 

状況を打開する際、殿下が直接美智子妃殿下への

電話攻勢によって何とかお気持ちを伝えるところなど、その情熱と実直さが私たちと同じであり本当に親しみが持てる。

 

次に

公務の際は、美智子妃殿下が陛下に寄り添いサポートされている姿である。

特に大きな災害が多発した平成において、被災地をお見舞いされる映像を何度も見た。

 

おふたりが

被災者と同じ目線で膝を付いて現状を聞かれるシーンは目に焼き付いている。

「居ても立っても居られない、とにかく行く。」というご心境であったのだろう。

 

大変な状況であっただろうが、被災者の方々は笑顔も見せておられた。

熊本では、少女が陛下に折り紙で作った花束を差し上げたシーンでは胸が熱くなった。

 

まさに国民と共にある皇室の姿を実践された。

 

令和に移行しようとしている今、

寂しさはあるものの、

昭和から平成に移行した時のような、景色は白黒ではなく爽やかなカラーである。

 

陛下の体調もあるが、色々なことに配慮してのご判断であったと思う。

 

ご結婚から天皇在位中そして退位にいたるまで、

新しい道筋をつけられた。

 

それには信念と配慮があるから受け入れられるのであり、

手法は後代にも受け継がれるであろう。