単身赴任12年間終えて家族はどうなったか。 ④一緒に暮らしていれば・・・
離れて暮らしていて悔しかった事
2つありました。
急病です
妻、娘二人ともインフルエンザに罹患してしまったのです。数日前に発症して私に気を使って知らせなかったとのこと。「すぐに帰る」と言うと、「うつしてもいかんし家のことはできるから大丈夫。」と気丈な返事でした。本当に何もすることができません。一緒に暮らしていて、どちらかが体調崩した時は元気な方がカバーしますよね。ホントは妻も私に色々頼みたいはずです。それができず悔しい思いをしました。
手紙
娘は私が長崎に戻る時に、曜日で割り振りした1週間分の手紙を渡してくれました。一度に全部見ないようにと注意書きがあります。私が寂しくならないようにと考えたのでしょう、配慮があるなと感心したものです。今でもその手紙は全部持っています。
そんな娘が中2の2学期頃からですが、長崎と自宅間をメールを使って勉強を教えることになりました。時間を合わせてお互いパソコンを開いて。科目は英語、数学、歴史です。基礎的な問題を私が送信して娘が解答を返信。答え合わせをして、分かりにくい点は更にメールや電話でやり取りします。特に方程式はメールや電話だけでは理解しずらかったようでした。両辺を等しくしていくことなんですけどね。やはりそばにいれば、身振り手振りでもっとスピーディに分かってもらえたと思います。しかし先述の手紙同様、だんだんと親離れしていく中で、私はメールで毎日コミュニケーションが取れる事が実は嬉しかったのです。帰省した時の話のテーマの一つにもなりますし。
⑤へつづく